空港のお仕事サイトの新着情報です

新着情報 NEWS

コラム

【空港コラム⑪ 】

AIが日本でも多様されるようになった現代で、AIの流れは羽田空港や成田空港などの航空業界でも影響を受けております。
航空業界におけるAI活用の目的やAIがどのように活用されているのか、事例も含めてご紹介します。

実際にAIを取り入れたことによって4つのポイントで有効性が出ると考えられています。

 

≪⒈飛行ルートの自動計算≫

今まではパイロットの経験をもとに最善の飛行ルートを計算したり、実際に飛行したりしていました。飛行ルートで安全性が変ることや、燃料の使用量が変わること、また二酸化炭素排出量も大きく変わることがあります。経験だけでは、無駄の発生するケースも多くありました。

AIの活用によって、天気や交通量、機体性能などを計算することができ、効率のよい飛行ルートを計算できます。
それにより燃料の消費量やSDGsへの貢献も可能です。

 

≪⒉プッシュブックなど地上支援業務の自動化≫

航空会社の業務には飛行だけでなく、航空機を移動させるプッシュバックなどの地上支援業務があります。
プッシュバックにはトラクターの運転や監視員、ドーバー取り付け員など様々なスタッフが必要であり重労働が発生していました。

AIを導入することで無人のトラクターでプッシュバックを行ない、少人数での対応が可能になります。

 

≪⒊航空機のドア自動装着≫

航空機のドアの装着は、一つのミスが大きな事故に繋がり、熟練した職人の技術により数センチもずれずに装着がされていました。
インバウンドの中でより多くの発着を処理することも大きな課題となっています。

AIで熟練の技術者の技術データを収集し画像解析を行い、航空機のドアの自動装着も可能になります。
センチ単位までの接近をAIで行い、労力の大幅な削減や、技術者が引退した後の人材確保の心配もなくなります。

 

≪⒋出入国時の顔認証≫

パスポートの確認等を人手にて対応しており、時間がかかってしまい、混雑につながっていました。

この課題も、AIの顔認証システムを用いることで出入国時の手続きが大幅に削減でき、時短や省力化に繋がります。
特に出入国時に必要な顔認証については、パスポートとの整合性が重要です。
パスポートは最長で10年間利用されることもあり、顔の整合だけでなく、経年劣化もシミュレーションし、識別するようなAIが活用されています。

 

≪最後に…≫

現状まだまだ少ないAI活用の状態となりますが、今後多くのお仕事がAIに任せられる時代が来るかもしれません。
しかしながら機械とはいえどミスは起こりますので、必ず人の力は必要になります。

いま羽田空港や航空業界にて働きたいという方は今がチャンスです!

【H4空港専門サイト】
H4空港JOB

また、空港のお仕事内容にご興味がありましたら是非下記URLもご覧ください。
≪空港コラム① グランドハンドリングって何?≫
≪空港コラム② グランドスタッフって何?≫
≪空港コラム③ 機内清掃って何?≫
≪空港コラム④ ラウンジ業務って何?≫
≪空港コラム⑤ 保安検査業務って何?≫
≪空港コラム⑥ 空港での接客・販売業務って何?≫